研究授業 体育の学習

 『中堅教諭等資質向上研修(旧10年経験者研修)』の研究授業として、小学部4学年 体育科「マット運動をしよう」の授業が行われました。
 本時は、総時数6時間の4時間目の授業で、これまで学習した5つの技:高這い(くまさん)、肘歩き(あざらし)、横転がり(丸太)、前転(前回り)、手押し車を、一人一人の実態に応じて再確認、練習した後、自分の選んだ2つの技を発表する学習活動を行いました。これまで一生懸命に学習へ取り組くんできたことで、基本的な動きを理解し、マット運動の楽しさを表現することができました。
 また随所にICT機器を活用し、技のポイントとなる動きへの理解を深めるようにしました。


 大型液晶テレビに、これから行う技【前転や手押し車など】を提示して、絵や文字で動きのポイントを確認しています。特に大切なポイントは赤字にしています。

 技を行う前に、子どもたちの実態に応じて大型液晶テレビに提示した内容をタブレットや絵カードで、再度確認しています。


前転の動きのポイントです。
手押し車の動きのポイントです。
丸太転がりの動きのポイントです。

 自分の手元で技【前転や手押し車など】の、動きのポイントを確認できるので、理解も深まるようです。また視覚支援を活用することは、とても効果的です。


 一人一人に準備してあるカードに、技のポイントとなる動きが、上手にできたところには○シールを貼ります。○シールを貼ってもらえると、子どもたちの学習意欲も高まります。
 タブレットと紙媒体の教材の使い分けも大切です。


 もう少しのところには、△シールを貼ります。先生に、もう一度動きのポイントを教えてもらい、○シールがもらえるように頑張ります。


 本時では、3名の児童が一人ずつ前転や手押し車など2つの技を発表しました。発表の後、代表1名の発表の様子を録画した動画を大型液晶テレビへ映し、上手にできたところや次回頑張るところなどを確認しました。

 技の動きのポイントを意識し、楽しく先生や友だちと一緒にマット運動へ取り組むことができました。
 体育の授業においても、ICT機器を効果的に活用し、子どもたち一人一人に応じた学びや協働的な学びを進めていきたいと思います。

 

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